無宗教葬というワードを聞きますが、縛られない魅力がある一方、しっかりコーディネートやプランニングしなければ、お葬式そのものがダラけ、崩れやすくなります。
音楽葬は、間延びしないようにスクリーンで故人の写真をアルバム仕立てで流し、生演奏を捧げるスタイルが参列者には負担にならない定番型です。
以前、葬儀社でアルバイトをしていた時には、故人のコレクションを会場で譲り渡す式次第がありました。
形見分けとしても評価できます。
無宗教葬が盛り上がりに欠ける、こうした声もあります。
それは拍手がないことも遠因だと感じます。
葬儀の場に相応しくない拍手ですが、喪主からお願いすれば、雰囲気も和みます。
エンディングノートを綴るケースも、無宗教葬の場合には多いようです。
亡くなる時ばかりではなく、認知症など、自分のことができなくなってしまう前に、自由な形式のお葬式プランを綴ります。
ですから、お焼香や献花でなくても、花の形をしたキャンドルで献灯でもいいワケです。